Lame's blog from NewYork

「アメリカで暮らしてみたい」という夫の10年越しの夢がとうとう叶うことに。夢のその先に何が待っているのか。怖がり泣き虫甘えん坊の一人息子がただただ心配。

English Lesson_1(子供は何も気にしない。わたしがドキドキの体験レッスン)

前の話(この話の始まりです)

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息子の渡米前英語学習の記念すべき第一歩。
自宅派遣型(いわゆる家庭教師)の英語体験レッスンの日になりました。

・先生は(ネイティブ)アメリカ人女性
・50分(体験はもう少し短い)
・親子レッスン(子供メインで申し込みました)
・準備するものなし

分かっていることはこれだけで、何をするのか、何をすればいいのか全く分かりませんでした。一体どんな先生がくるのか、マニュアルとかあってあれこれ進めてくれるのか、それともこちらからアクションが必要?というか、息子が途中で飽きてグダグダになったらどうしよう、そもそも最初から嫌がったらどうしよう…とぐるぐる考えながらもなるようになる!と開き直り。(その為の体験だし、ダメだったら断るのみ!)

息子には、数日前からカレンダーにシールを貼って(毎月手書きでカレンダーを書いて予定を伝えています)「今度この日に英語の先生が遊びに来てくれるよ!」と伝えていました。敢えて「勉強(教えてくれる)」ではなくて「遊び」としました。

4歳の息子は、「英語の先生が遊びにくる」という事実(というか行動)は分かっても、意味までは分かりません。大体は親のわたしのテンションにつられるので、「楽しみだねー!どんな先生かなぁ。一緒に何したい?」とテンション高めに盛り上げると、予想通り息子も「楽しみだねぇ。」と前向きな様子でした。(4歳チョロい)

ちなみに、息子は慎重派で警戒真が強いタイプなので、何か新しい予定を伝えると「ママは(一緒)?」と必ず聞いてきます。母子分離だと分かるととりあえず一泣きする(泣き虫)ので親子レッスンを希望しました。
今回も「ママも一緒だよ。」「分かった。」で片付いて助かりました。(息子チョロい)



今までの息子と英語の関わりですが、息子の保育園の同じクラスには外国人のお友達がいます。
日本語は話せず英語だけです。
そのお友達が途中入園してくると、息子は「○○君は英語しか話せないんだよ!」と言い、ご飯を食べて「ヤミー!(yummy!)」とか、「ハローウ(hello)」「ノンノン!(NoNo!)」「オーレンジ(Orange)」など言い始めました。「英語」ということは分かっていないけれど、自分が話す言葉とは違う言葉があるというくらいは理解しているのかなと思います。
こうやって「英語」と自然に出会えたのは、そのお友達のおかげだと思っています。

そうそう、保育参観でクラスの様子を見たとき、子供たちは言葉がなくてもみんな一緒に遊んでいました。普通にそのお友達に日本語で話し掛けて、返事がなくても何も気にしていないんですよね。(そもそも日本語のやりとりだって噛み合ってないことあるしね!)
子供のpureさすごい!




話を戻して、体験レッスン当日。
前日から英語のレッスン日(先生が遊びにくる日)だから保育園からは寄り道せずに帰るよ、と伝えていたので定時ダッシュでお迎え→即帰宅→即夕ご飯。息子もお迎えで教室に顔を出した途端に「今日英語の先生くるよね!早く帰ろう!」と事前の盛り上げは完璧。
むしろスムーズ過ぎて夕ご飯の後に時間を持てあます感じ。(時間通り準備するのが難しい幼児あるある)
そして時間が余ると、わたしの方がソワソワドキドキ(笑)
何度も「どんな先生かな!楽しみだね!」と息子に、…いや、自分に言い聞かせていました。


ピンポーン
時間ぴったりにインターフォンが鳴り、オートロックの解除。(こちら側には映像が映るのですが、はーいと言ったら言葉はなくサッと手を上げるだけでsoCool!)
「来たっ!」と玄関に走る息子と共に部屋のドアを開けると、立っていたのは優しそうな若い白人女性でした。

※以下、分かりやすく日本語で書いていますが先生はAll Englishで一度も日本語を話していません。
わたしは先生には英語(のような何か)で、息子には日本語で話しています。
息子は日本語です。


「初めまして!よろしくお願いします。あ、傘はここでいいかしら」と明るく始まり、穏やかで優しい雰囲気にホッとしました。(始まるまでが緊張するよね)
そ来てくれてありがとうございます。こちらにどうぞ。」と向かい入れて、リビングに座り込んで自己紹介。息子は予想通り照れ照れドキドキで、ママの膝の上。


「○○と言います、アメリカ出身です。」
「ラメです、▲▲と呼んでください。あ、お名前は○○ですか?」
「日本語だとその発音になりますね。息子君のお名前は…」
「(わたしが息子に)お名前は?って聞かれてるよ。」
「……◇◇です。(照」
「ありがとう!◇◇君ね!何歳?」
「(わたしが息子に)何歳?」
「…4歳(照」→手で4を示す
「4歳!かわいいね!」
「(息子のおもちゃを指差しながら)電車がたくさんあるね。どの電車が一番好き?」
「どの電車が好きって聞かれてるよ?」
「……うーん、、、これっ!」
「わぁ、○○線だね!他にはどんな遊びが好き?」


こんな感じで特にレッスンの説明等は何もなく自然に始まり、友達が息子に会いに来てくれたようでした。この後も息子の好きなおもちゃを聞いてくれて、乗り物、パウパトロールの人形、トミカ…と実際におもちゃを出して一緒に遊んでくれました。


以下抜粋。

◆パウパトロールのおもちゃ
息子が初めてハマったアニメ。乗り物とフィギュアがセットで、「この子の名前はなんだっけ?」と先生が聞いて「お名前聞かれてるよ?」と息子へ。息子がキャラクターの名前を答えると先生が復唱していました。
あとは「一番好きなキャラクターはどれ?」「これは消防車だね」とか話し掛けていました。

トミカ
息子の大事なトミカコレクション。
「先生にトミカ見せてあげようか。」と促すと次々に出していました。それを1つずつ先生が英語で答えて、helicopterやfiretruk、busは息子も真似して復唱していました。(なぜかBusの発音が好きな息子)
特に英語を復唱した時は、先生がすごく褒めてくれていました。
マニアック過ぎて、たまに分からない車とかあって先生も悩みながら笑っていて和やかん感じ(サインカーって知ってます?)

◆レゴブロック
今回の体験レッスンでは、これが一番長かったです。先生と息子の2人で大作を作り上げていました。(もちろん途中からトミカも乱入)
「何作ろうか?」「このブロックはどこに置く?」「滑り台だね!」「これは何?」「大きな町だね。」などたくさん息子に話し掛けてくれました。息子は言葉(英語)はスルーしているけど、ブロック渡しあったり、わたしが「○○って聞いてるよ?」とか言うと日本語で答えていました。それをわたしが英語(みたいな言葉)に直すと先生がまた反応してくれて…のようなやりとり。
息子は先生の「Wow!」がツボだったようで、これを一番真似していました。(幼児面白い)



結局時間を過ぎてもレッスン(というか遊び)を続けてくれて、さらに次の遊びに誘おうとする息子をわたしがストーップ。時間過ぎてしまってごめんなさい、と伝えて体験レッスンは終了になりました。

その後息子も一緒に玄関までお見送りをして、「○○君(クラスの外国人のお友達のこと)は、帰る時なんて言うんだっけ?」と息子に声を掛けると、照れながらも「んー…バーイ!」と一言。SoCute!と先生に褒めて(?)もらいました(息子はお気に入りのタオルがあって、それを抱えながら言う姿を見てCuteを連発される)


お疲れさまでした。(わたしが)



子供ってすごい
この一言に尽きます。
子供ってすごい→大事だから2回言う

初めての大人の外国人。ペラペラの英語。
でも息子はそんなことまーーーーったく気にしてないんです。
初めて会う大人(日本人)が訪ねてきた時と同じ反応。ドキドキ照れ照れママの膝の上。時間が経つにつれて一緒に遊んでくれる人って認識して、徐々に心を許していました。
言葉が通じないけど困惑する様子もない。(あれ、普段の日本語通じてるよね?)
逆に小学生くらいだと「話分からないね」とか言えそうな気がしました。息子はまだそこに達していない。
そして終了後、「どうだった?」と息子に聞いたら「楽しかった!」とのこと。


「また先生に遊びにきてもらってもいい?」
「うん、いいよー!」

あぁ…良かった…。(お疲れさま、わたし←2回目)
今日が、息子の英語学習の第一歩を見届けた日になりました。


……それにしても、息子は本当に何も気にしていなかった…。

子供の可能性は無限大だ。


<良かったこと>
*先生のタイプ
家庭教師って、結局は相性ですよね。
息子は大人しいタイプで、保育園でも明るく元気な先生よりも、やさしーい穏やかタイプの先生が好きです。(一緒にやろう!なグイグイくる元気タイプが苦手。夫そっくり…)
なので、パワフルなタイプだったらどうしよう…と心配だったので、息子にマッチする穏やかなタイプの先生で安心しました。
息子は予想通り緊張&照れながらも徐々に慣れて(一緒に遊んでくれて嬉しい)、最後は「次はパズルやろう!(もちろん日本語)」と誘っていました。

*自宅でママと一緒
息子にはこれが一番のメリットだったと思います。
とにかく慎重派で警戒心が強い息子。新しい場所だとまずはそこに慣れることから始めるので、時間が掛かるんですよね。母子分離だととりあえず一泣きするし。
今回は自宅でわたしが一緒だったので、最初から最低ラインはクリアしていて、さらに「遊び」だったのでどんどんノッてきていました。(普段は家事とかしながら相手しているので付きっきり50分てことはないから、それも嬉しかったのかと…チョロい。)
自宅だから、自分の好きなおもちゃで遊べるのも良かったです。「レールやろ〜」「パズルも!」と次々出していました(苦笑)
お友達大好きだからグループレッスンのが良いかと思いましたが、やっぱり体験してみないと分からないですね。

*決められたカリキュラムがない
マンツーマン最大のメリットですよね。息子は未就学児の4歳、さらに英語に触れさせる(input)ことが目的だったので、座学や先生主導の授業ではなく、今回のように英語でフリーで遊んでくれるというのがわたし達夫婦の希望にピッタリでした。
かなり自由度が高いことが今回の体験レッスンで分かったので、次回以降はより息子が英語に触れ合える遊びを考えたいと思います。こうやって考えるの楽しいー!



実際に体験レッスンを受けてみて、息子と先生の「繋ぎ役」というわたしの立ち位置も見えてきました。これから回数を重ねるごとにまた変わってくるかと思いますが、わたしの英語レッスンとしても上手に活用していきたいと思っています。(料金も2名分払っているし!→これ大切)


すっかりレッスンへのモチベーションが上がり、すぐに入会の連絡をして費用を振り込み。カレンダーの次のレッスン日にシールを貼りました。(なぜかミニオンシール)

そして早速親子で図書館に行き、英語の絵本を借りてきました。(笑)
次のレッスンの時に先生に読んでもらう予定です。


息子よ、一緒に頑張ろう。ママが一緒だよ。
(パパ出てこない。)


ラメ